僕の16日間戦争?
2001年9月26日最終日、になるであろう日。
規定(最短)16日間の16日目。
卒検。
昨日は寝つけなくて、映画を見たりワンカップを
飲んだり。
朝。
八海山を見つつ風呂に入る。
最後の朝食。16日間和食で通した。
最後くらい洋食にすればよかったかな。
電話代の精算。
¥2,330-
思ったよりも安かったなぁ。
11時に自動車学校受付に。
いつものレストラン、「CAFEWEST」で最後の食事。
マスター、ママさんとはそれなりに話をしたから。
ママさんの「がんばってね」を背中に店を出た。
12時から説明があり、13時検定開始。
コースはいたって単純なものであった。
いつもどおりにやれば受かる、そう思った。
3人一組の検定、女の子と男の子が一緒だった。
俺の番は最後だった。一緒の彼は嫌な事を
つぶやいた。
「あの教官、昨日卒検で2人落としたって」
2人の運転が終わり、俺の番。
教官の指示に従っての一般課題。
その後に自分で道を決める特別課題。
事件は特別課題の時に起こった。
予定通りの地点に車を寄せて駐車措置を
取ればいいだけだったのに、あろうことか
「エンジンはどうするんですか?」
などという愚にもつかない質問を教官に
してしまった。
「・・・自分の判断で」
と言う答えだった。「しまった」と思いつつも
エンジンを切らずに終わらせてしまった。
学校に戻ってからは「縦列駐車」の試験。
これは自信ないことこの上なかったので、
前の2人の仕事をよく見て参考にした。
今まで練習した事をやった。
試験終了後の講評。
「3人とももっと周りを見なさい」
「縦列なんかはもっとスピーディにできるはずだ」
で、俺の名前が呼ばれた。
「なっとう君」
「はい」
「駐車措置のこと聞いたよね。説明の時に
聞いていなかった?・・・等など」
「はっ・・・」
とても落ち込んだ。不合格の自信があった。
彼とその友達らと話をした。なかには
試験中に試験官に
「もういい」
といわれた人もいたし、
「もう一回受けてね」
と言われた人もいた。
ますます自信がなくなる。
2時間ほど待たされた後、発表。
「それでは合格者を発表します」
電光掲示板に視線が集中する。心臓が踊る。
「卒検」の文字が光り、「普通」が光り、
番号に灯がともった。
俺の受験番号は「12」。
あった。
「っしゃ!」
小さくガッツポーズ。
そして卒業式。
結局南雲先生に会えずに学校を後にした。
そのことだけは少し寂しかった。
駅までの道を歩く。
16日間眺め続けた八海山を背にして。
まだ朱が残る山に向かって歩く。
長かっただろうか。短かっただろうか。
今となってはどちらでもない。
ただ、帰りを待つ人のもとへ帰るだけ・・・。
今日の戦果
卒業検定 合格
六日町自動車学校卒業
規定(最短)16日間の16日目。
卒検。
昨日は寝つけなくて、映画を見たりワンカップを
飲んだり。
朝。
八海山を見つつ風呂に入る。
最後の朝食。16日間和食で通した。
最後くらい洋食にすればよかったかな。
電話代の精算。
¥2,330-
思ったよりも安かったなぁ。
11時に自動車学校受付に。
いつものレストラン、「CAFEWEST」で最後の食事。
マスター、ママさんとはそれなりに話をしたから。
ママさんの「がんばってね」を背中に店を出た。
12時から説明があり、13時検定開始。
コースはいたって単純なものであった。
いつもどおりにやれば受かる、そう思った。
3人一組の検定、女の子と男の子が一緒だった。
俺の番は最後だった。一緒の彼は嫌な事を
つぶやいた。
「あの教官、昨日卒検で2人落としたって」
2人の運転が終わり、俺の番。
教官の指示に従っての一般課題。
その後に自分で道を決める特別課題。
事件は特別課題の時に起こった。
予定通りの地点に車を寄せて駐車措置を
取ればいいだけだったのに、あろうことか
「エンジンはどうするんですか?」
などという愚にもつかない質問を教官に
してしまった。
「・・・自分の判断で」
と言う答えだった。「しまった」と思いつつも
エンジンを切らずに終わらせてしまった。
学校に戻ってからは「縦列駐車」の試験。
これは自信ないことこの上なかったので、
前の2人の仕事をよく見て参考にした。
今まで練習した事をやった。
試験終了後の講評。
「3人とももっと周りを見なさい」
「縦列なんかはもっとスピーディにできるはずだ」
で、俺の名前が呼ばれた。
「なっとう君」
「はい」
「駐車措置のこと聞いたよね。説明の時に
聞いていなかった?・・・等など」
「はっ・・・」
とても落ち込んだ。不合格の自信があった。
彼とその友達らと話をした。なかには
試験中に試験官に
「もういい」
といわれた人もいたし、
「もう一回受けてね」
と言われた人もいた。
ますます自信がなくなる。
2時間ほど待たされた後、発表。
「それでは合格者を発表します」
電光掲示板に視線が集中する。心臓が踊る。
「卒検」の文字が光り、「普通」が光り、
番号に灯がともった。
俺の受験番号は「12」。
あった。
「っしゃ!」
小さくガッツポーズ。
そして卒業式。
結局南雲先生に会えずに学校を後にした。
そのことだけは少し寂しかった。
駅までの道を歩く。
16日間眺め続けた八海山を背にして。
まだ朱が残る山に向かって歩く。
長かっただろうか。短かっただろうか。
今となってはどちらでもない。
ただ、帰りを待つ人のもとへ帰るだけ・・・。
今日の戦果
卒業検定 合格
六日町自動車学校卒業
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