27日の夜、アパートに戻った俺を
サークルの仲間たちが祝ってくれた。

そこには俺と同じように山形に免許合宿に
行っていた子もいた。
彼女は「姫」と呼ばれている。
どのあたりが姫かというと・・・
ここでは言えない。

で、その姫が
「明日学科受けに行くんだ。
明日逃すとしばらく行けないからね。
ねぇ、なっとう君も一緒に行こうよ!」

一瞬

「え゛、まぢで?」

と思ったが、姫の仰せだったから

「お供します」

と相成った。

アルコールの入った二人は4時ごろまで
学科の勉強をし、同じ床についた。

と書くと誤解を招きそうだが、俺のサークルは
みんな仲がいいため、雑魚寝は当然ながら
ひとつの布団で異性同士が寝るも珍しいこと
ではない。誰が誰と寝ていても、誰も驚かない。

というわけで姫と一緒にしばし夢の中。
で、6時起き。

「あ゛〜ね゛み゛〜」

わけのわからない言葉を吐きながら体を起こす。
で、隣で寝ている姫を起こす。
が、また寝に入ろうとする。

「姫、もう時間ですよ」

いったん女の子の家に準備しに行った姫を
迎えに行く。駅まで自転車で行くつもりだった。
しかし途中から雨。仕方なくバスに切替。

駅では同じ目的の者が大勢いた。おかげでバスも
込んだ。姫はあまり背が高くないため、
真ん中らへんでつり革にもつかまれず、
困っていた。が、そこはそれ、騎士の仕事。
ちゃんと手を引いて差し上げる。
で、免許センターへ。

降りるなり、写真&申請関係の業者のところへ
行こうとする姫。

「え、こっちじゃないの?申請書って
書いてあるよ?」
「いいんですよ。ちゃんとセンター内でも
取り扱っていますから」

やっぱり姫だった。二人で申請を書き、
証紙を買って済ませる。

試験会場に向かうとき、サークルの女の子を
見つけた。俺は事前に彼女が行くということを
聞いていたのでどうということはなかったが、
彼女はすごく驚いていた。

睡眠不足のせいで頭が回らない。重い。やばいかな、
とおもいつつも試験開始。

1回見直しをした。
受かっただろうと思った。

ロビーに戻ると幼馴染を見つけたので、
出来具合について話をした。

発表。さほど緊張はなかった。

288は当然のようにそこにあった。

他3人も合格しており、誰の悲しい顔も
見ずに済んだ。

20分間の休み。
姫と一緒にパンを買いに。近くのヤマザキは
大盛況であった。おかげで時間がなくなり、
外で腰掛けてパンを食べた。姫と一緒の
お昼のひとときはまったりであった。

免許の交付までは時間がかかったが、
はれてこの手に。目つきもそれほど悪くない(笑)

サークルの仲間も一緒に、3人で帰途に着いた。

免許の日々はこの日で終わったのだった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索